| No. 17 見逃されている潜在性鉄欠乏症 |
| 不定愁訴は鉄欠乏が関係している? |
「不定愁訴」ということばをご存知ですか?これは、「疲れがぬけない」、「頭が重い」、「なんとなくイライラする」、「よく眠れない」などの症状があるが、検査をしても原因が見つからない状態のことです。原因が見つからないので、「体質だからしょうがないか」と、あきらめている方もいらっしゃることでしょう。 しかしこの原因に、体内の鉄の欠乏が大いに関係しているかもしれないのです。特に閉経前の女性であれば、不定愁訴の原因に、まず貧血を疑ってみるべきでしょう。 なぜなら、通常の血液検査では見逃されてしまう「潜在性鉄欠乏症」の方が増えているからです。一般の血液検査では、血色素量、ヘマトクリットの値を見ますが、この値が基準値内に入っているにもかかわらず、貧血に陥っている状態です。 不定愁訴の主な症状はこちら |
| 血清フェリチン測定の重要性 |
| 慢性貧血の代償作用 |
慢性の貧血が続くと、身体はどう反応するようになるでしょうか。循環血液量を増やそうとするため、心拍数は増加し、心拍出量は増加します。胸の痛みを訴えることもあります。原因が見当たらない胸痛の場合、鉄欠乏も頭に入れておくことも重要でしょう。酸素をより取り込もうとするため、肺の呼吸機能が亢進し、呼吸数が増加します。 |
| 栄養素の欠乏を招く現代の食生活 |