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No. 11

血圧の新常識

メタボ検査で最も重要なのは
世の中、メタボリックシンドロームが盛んに騒がれていますね。このメタボリックシンドロームを測るための基準、つまりウエスト、血糖値、コレステロール、そして血圧がある中で、最も重要視しないといけないのは何だと思いますか?
それは血圧です。血圧が最も重要な危険因子なのです。

高血圧は血行過剰?
血液は心臓から送り出されます。
このとき、血管の壁には、流れてきた血液の圧力がかかります。この圧力が血圧なのです。
血管を道路に例えてみましょう。中を流れている血液は車に例えられますね。血圧が高いというのは交通量の多い道路なのです。道路が狭くなれば、更に渋滞はひどくなります。そうして道路が傷んでいくのです。分かりやすく言えば、これが高血圧を招く血管病です。

血圧を決定する2つの要素
血圧を決める要素は主に2つ考えられます。1つは心臓から送られる血液の量、つまり交通量です。もう1つは血液が体を流れるときの血管の抵抗です。これには道路の太さが影響します。同じ通行量なら1車線より3車線の方が道路に負担はかかりませんよね。
このように、血管(特に体の先端の末梢血管)が細く抵抗が強いと血圧が上昇し、血管が太く抵抗が弱いと血圧は下降するのです。
皆さんご存じのように、血圧には最高血圧(上の血圧)と最低血圧(下の血圧)があります。上の血圧が130以下、下の血圧が85以下にすることが、脳卒中や脳梗塞、心不全、腎不全などの血管病の予防につながることが分かってきました。

太い血管の血流を示すのは
ここで1つの質問です。上下の血圧の差は大きいほうが危険でしょうか?それとも小さいほうが危険でしょうか?
上の血圧の値から下の血圧の値を引いた数字を『脈圧』といいます。例えば上が120で下が70であれば脈圧は50ですね。ところが、上が140で下が60の方がいるとします。この方は上がやや高めですが、下が低いから大丈夫だと思いがちです。この方の脈圧は80ですね。脈圧の理想は50です。この方の脈圧は大きすぎるということです。脈圧が大きいということが何を意味するかといいますと、大事な太い血管に動脈硬化が起きつつあるということです。
先ほどの質問の答えは、もうお分かりですね。

中高年は脈圧に注意
脈圧は血管年齢を表したものということができます。脈圧が大きいと確実に血管病になる率も高くなることも分かってきています。現在では『上の血圧が140以上で、かつ脈圧が65以上』という方は、心臓病や脳卒中になりやすくなるため注意が必要といわれています。
皆さんも血圧を測るときには、上下の差にも注意してください。



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